コロナKY
外出自粛が続く中、皆さんいかがお過ごしでしょうか?寅八です。
不要不急な外出を控える必要はあると判っていても、どうしても生活する上で必要であったり、個人的には大切な事情で外出せざるを得ない事って多々あるかと思います。
ただ、外出した後で「あのときに感染のリスクがあったな」とか「こんな対策をしておけば良かったな」とか反省や後悔することってありませんか?
私自身、外出後にそんな反省や後悔をすることがあったので、自分なりに新型コロナウイルス感染防止の為の手法を考えてみましたので、今回のテーマ『コロナKY』としてご紹介いたします。
【KYとは】
今回のコロナKYのKYとは、昔流行った「空気読めない」ではありません。(笑)
『危険予知』の事で、特に工事や製造業に従事する人が事故やケガを未然に防ぐ目的で行う安全手法で、私の職場でも、作業前にKYT(危険予知トレーニング)として実際に使われております。
その手法(やり方)は簡単です。
まず、一つの作業について作業者全員でどのような危険が潜んでいるかを出し合います。(この時、同じ人が沢山意見を出すのでは無く、考えられる危険を何でも良いので全員が意見を出す事が大切で、決して人の意見を否定しない事が大切。)
次に、出された危険の中で一番危険だと思われる事についての対策を作業者全員で出し合います。
最後に、出された対策で有効だと思われる対策をまとめてみんなで共有します。
このようなKYの手法は、今現在の状況で外出する際の新型コロナウイルス感染防止にも使えると思いましたので、『コロナKY』と名付けました。
【外出する前に】
まず、何かしらの理由で外出したいと思った時にこのKY手法でどのような危険があるかを考えます。(一人で考えるのでも良いですが、出来れば一緒に外出される方全員、もしくはご家族の方全員で行うようにします。)
例えば、買いたい本があって書店に行くとします。
その場合、先ずどのような感染リスクが考えられるかを出し合います。
例としては
①レジに並んでいる時に他の客から感染する。
②本を選ぶ際に感染者が触った本に、触れてしまう。
③マスクをしていない人が近くにいて、うつされる。
④書店に行く際に乗るバスの手すりを触って、ウイルスに感染する。 等々
次にどのような対策をするかを考えます。
上記の例でいえば、
①レジに並ぶ際は人との間隔に気を付ける。
②買わない本には無暗に触らない。とか、使い捨て手袋使用とか触った後のアルコール消毒など。
③自分自身のマスク着用。マスクをしていない人から離れる。
④自転車や自家用車などを使用。無理ならネットで購入。 等々
この対策については、危険を一つに絞らず全てにおいて行う事が大事です。
それが大変だ(面倒だ)と思うなら、今は外出そのものを我慢するか、ネットを利用するなど外出しないですむ別の方法を考えるようにします。
【コロナKYの効果】
このコロナKYの効果として考えられるものは、単純に外出時の感染対策の実施だけではありません。
新型コロナウイルスに感染するリスクに気付く感受性を高めて、その感染リスクに対する情報を共有し、その対策を考えていく中で問題解決能力が向上します。更には全員の感染に対する安全意識が高まるという効果が期待できます。
【まとめ】
- 外出する前にどんな感染リスクが考えられるか?それにはどの様な対策が必要かを考え、全て挙げてみる。(コロナKYの実施)
- コロナKY実施の際は、自分の考え以外の事に気付くために、なるべく数人で行う様にする。
- コロナKYの実施で、新型コロナウイルス感染リスクの感受性を高め、対策能力やマナー・エチケットを身に付け、感染予防の意識を高め合う効果が期待できる。
皆さん、是非実践してみてください。