入院中・自宅療養中に感じた事

普段、仕事などで忙しくしているとあまり考えたりしない事でも、思わぬ病気などで入院や療養を余儀なくされるととにかくやる事があまり無いので、時間を持て余してしまい、あれこれと色んな事が頭に浮かんで来て、無意識に色々と考えてしまいます。

 

今日は本当にどうでも良い事ですが、私が入院中・自宅療養中に感じた(頭に浮かんできたこと)を雑談形式で書いていきたいと思います。

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まず、入院中の病室で何となく頭に浮かんできて考えてしまった事から。

”命を脅かす様な病気でなかったり、手術を受けてしまえば治るのが判っている人、とにかくそれほど深刻な状況で入院してない人にとっては感じない事かもしれないけど、たまたま病気になって担ぎ込まれた、自分にとっては縁もゆかりも無い病室から二度と我が家に帰れないと思ったら・・・嫌だなって事。”

良く余命が僅かだと判っている人が、最後は我が家で迎えたいと言うのを聞くけど、何となくその気持ちが理解出来た。

自分でも良く判らないけど、昨日今日初めて来た病室では無くて、愛着のある家で思い出の品々に囲まれた場所で最後を迎えたいと言う気持ちが初めて理解出来ました。

 

また、良い親をアピールするつもりは全く無いんだけどw

”もし、退院出来たら子供をあの場所に連れて行ってあの景色を見せたい等々、意外にもやりたい事は自分が楽しむ事では無くて、子供の事ばかりだった。(いや、結局それが一番自分にとって楽しめる事なのかもしれないが)”

元気な時は、子供との時間に制限時間などある事などあまり意識しないけど、やっぱり自分の命脅かされた時には、子供との時間を大切にしたいと無意識に感じてしまうということなのでしょうか?

 

あと、入院中は本当に検査以外は殆どやる事が無いので、ある程度回復してくると食事だけが楽しみなのですが、とにかく病院食はカロリーや味付けが控え目であまり満足出来る物ではないので、テレビなので食べ物の特集などを観るのが辛かった。普段はそれほど感じなかったけど、”入院中はテレビってこんなに食べ物を取り上げたものばかりだったっけ?って本当に感じました。”

ただ、ある程度回復してくると・・・と書いた通り、入院して口から食べ物を食べられるようになった直後は、食事が本当に苦痛だった。お腹は減っているはずなのに食欲が出ない。でも食べないと・・・という感じでしたが、やっぱり入院中はしっかり食べる事が大事だし、逆を言うと食欲が出て来たという事は回復に向かってる証拠と言えるかと。

 

次に退院して自宅療養中に感じた事ですが、とにかく体力が落ちたことを実感させられる時期。何をするにも疲れやすく、すぐに腰などが痛くなって軽い作業でも長くは出来ない身体になってしまったと気づき、”まるで、おじいちゃんになってしまった様だ”と感じずにはいられませんでした。

何でも、一度落ちた筋力を元に戻すには2~3倍の期間がかかるんだとか。やはり、入院中に医者が許す範囲でいっぱい身体を動かしておけば良かったと本当に後悔したものです。

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それと、”家に居ても特に何も出来ず、日課は朝・夕の犬の散歩のみ。なんだか、定年後の自分を見ている様で、これじゃいけないなぁ・・・何か定年後に出来る事を考えておかないと・・・という気持ちにさせられました。”

普段から家の事は妻に任せっきりですから、それもいけないのでしょうね。

定年後に家族の中のお荷物にならないようにしなければ。

 

そんな感じで、色々と普段は感じない事を考えられたという意味では良い経験だったのですが、多くの事は既に忘れてしまっている事に気付きます。

たまには、こんな風に思い返してみる事も必要ですかね。

 

【寅八のつぶやき】

人は喉元過ぎれば熱さを忘れるもの。たまに思い返して、今(将来)に活かそう。