一期一会

私が普段、大切に感じている言葉ですが、今までに命に係わる病気を経験された方の中には、この『一期一会』という言葉を大事にしていると言う人も多いのではないでしょうか?

 

『一期一会』とは、『一生に一度だけ』『生涯に一回限り』という意味の言葉で、二度と無い機会と思って、その機会を大切にするという事です。

私もこの言葉を特に意識するようになったのは、やはり大病を経験したのがきっかけでした。

運良く命拾いをして、今もこうして生きていられる事。家族や友人と一緒に過ごせる事は、それまでは当たり前だと思っていました。

 

それが病気を機に当たり前ではなく、いつ何時終わってしまうかもしれないという事に気付かされ、本当に人との関わり合い。一瞬一瞬が大切だという事に気付きました。

 

仲の良い仲間との集まりや親友との時間は、何度かあったとしても全く同じ時間(同じシチュエーション)は二度と無い訳で、ましてや自分・もしくは相手の命に係わるアクシデントがその後起きないという保証もないという事であれば、また同じように会えることすら判らない訳で、やはり人との関わり合いの時間は大切にしていく必要はあるのかと。

 

でも、それはたまに会う友人などに限っての事じゃない事にも病気を機に気付かされた。

そう、毎日目が覚めれば顔を合わせる家族にとっても同様だという事です。

あまりに日常すぎて、本当に当たり前と感じてしまう事ではあるけれど、その家族にだって不意に来るアクシデント(病気や事故など)に襲われたら、それっきりになってしまうのです。

ですから、いつも心に思ってはいるが言葉に出来ていない感謝の気持ちなどは極力普段から言っておくべきなんだろうって思います。(そうは言っても、なかなか出来ないんですけどw)

 

あと、『一期一会』という言葉を大切に感じる様になってから、同じようにいつも思うのが、友人などとの別れの際に言う『またね!』や『元気でね!』が、単なる別れ際の挨拶の言葉じゃなくなったという事。

 

それまでは、あまり意識しないで使っていた別れの挨拶の言葉だったけど、短い『またね!』が、今では本当に『是非、またお互い元気で会いましょう!』そんな気持ちを込めた言葉になった。(そういう意識をもって使うようになった)

 

これからも、『一期一会』という言葉を大切にして、人と接していきたいと思います。

今回は短かったけど、シンプルに言いたい事が言えましたw

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【寅八のつぶやき】

今日という日は二度と来ない。自分と関わる全ての人に感謝の気持ちをもって、日々過ごしていきたい。

では、またね!(是非、またお互い元気で会いましょう!)