命の分かれ目 生死を分ける行動とは?

緊急事態宣言がやっと全面解除となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

寅八です。

 

今回はちょっと大袈裟なタイトルとなってしまいましたが、命にかかわる様な病気を発症してしまった場合の生死を分ける行動について、自身の体験から感じた事を綴ってみたいと思います。

 

私の場合は、命にかかわる病気と言えば2年ほど前に経験した急性大動脈解離となりますが、その他の命にかかわる病気になって急に身体に異変が生じた場合でも同じ事が言えると思いますので参考にしてもらえたら幸いです。

 

【私が急性大動脈解離を発症した時】

特に持病などをもっておらず、自分では健康だと思っている人の場合。だいたいの人が急に身体の異変を感じても、それが自分にとって命の危機だとは思わないのではないでしょうか?

 

まさに私もそうでした。

ですから、当然の事ながら今回のテーマである『生死を分ける行動』など意識もしませんし、それ以前にその様なことに気付いてもいませんでした。

では、何故助かったのか?

答えは単純。運が良かっただけです。

 

少し当時を思い返して、運が良かったと思う事を挙げてみると・・・

その①:バイクツーリング中(ソロ)であったが、発症したのがバイクの運転中では

    無く、PAで休憩中の時だった。

その②:大動脈解離のタイプが死亡のリスクが高く、緊急手術が必要なケースが多い

    『スタンフォードA型』では無く『スタンフォードB型』だった。

その③:治療対応できる病院が意外と少ない大動脈解離だが、発症した場所から比較的

    近くに対応できる病院があった。

その④:住んでいる町から離れた場所(土地勘があまりない場所)での発症だった事が

    逆に一人で無理をせず、自ら救急車を呼ぶ事に繋がった。

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     全くの偶然で、運が良かっただけ

もし、これらの事が運が悪く違っていたら、命はなかったかもしれないのです。

その様な経験した私が、いま思う『命を分ける行動』とは・・・

 

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【命の危機に直面した時の生死を分ける行動】

①人を頼る事に躊躇しない 

家族や友人と一緒の時であればまだ良いですが、自分一人でいる時に病気を発症した場合は特に大事な事です。

私の場合も見ず知らずの人に頼る事に抵抗があったため、周りには沢山の人が居たにもかかわらず、身体の異変について誰にも言わずにいました。

 ただ、私はまだ自分で電話をかけられる状態だったので良かったですが、そうでなかったら、どうなっていたか・・・。

 

②時間を無駄にしない

今はスマホさえあれば、いつでもどこでも何でも検索して調べる事が出来ます。

なので、身体の異変に気が付き苦しい中でも、まず症状から原因(病気)を調べようとしてしまいます。(私もそうでした)

そして、どの様にすれば症状が軽くなるのか?とか、近くの病院はどこにあるのか?等々調べているうちに結構時間が経ってしまうものです。

どの様な病気であっても、早期の治療や処置は大切ですし、命にかかわる病気であれば得に時間によって容体が刻一刻と悪化する場合がありますので、スマホ検索などで時間を無駄にしない事が大切です。(結局、検索で調べたとしても正しい原因は病院で検査するしかありませんし、治療だって病院に行くしかありませんから)

 

③一人で無理をしない

まだ症状が軽い場合。病院に行くにしても自分で車等を運転して行こうとしてしまいがちですが、先程書いた通り急に容体が悪化する事もあるので、事故等の二次災害の危険もあるので絶対にやめましょう。

(私の場合も、救急車を呼ぶまではまだ良かったのですが、搬送中に容体が悪化してしまい、話をすることも困難な状態になりました。)

誰かに頼んで病院に運んでもらう。それが無理なら救急車を呼ぶこと。

 

④急な身体の異変は最悪のケースを想定して行動する

最後になりますが、実は最初に書くべきだった事です。

私の経験談の初めにも書きましたが、たいていの人は自分の身体の異変は命にかかわる病気だとは思わないものです。

なので、人に頼る事を躊躇したり、自分で原因を調べようとしたり、更には自分で車などを運転して病院に行こうとしたりする訳です。

自分が生きるか死ぬかの分かれ目に立っている時、最悪のケースを想定する事は良い行動をとる為には一番大事な事かもしれません。

 

【まとめ】              

身体に異変を感じたら、先ずは命にかかわる病気を疑う。

そして、一人で無理せず、人(他人であっても)を頼る事に躊躇せず、速やかに病院へ。 

これが、いざという時の生死を分ける行動だと肝に銘じて実行しましょう!